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落葉はゴミじゃない

12月の庭仕事


落葉樹の葉が、毎日のように落ちてくる。狭い庭は、すぐに落ち葉で埋まります。


この落葉は庭にとって、植物にとって、とても重要。ゴミとして捨てるなんてありえない!全て庭で活用します。


植物を植えている場所の土が露出していると、寒い季節は土が冷たくなりすぎて植物の根が痛んでしまうことがあります。植物も冬の冷たさをじっと耐えているのです。


そんな冷たさを和らげるために、土の上に落葉を被せます。ちょうど布団をかけてあげるイメージで。






落葉は、コンクリートやアスファルトの上ではスルスルと風で移動して飛んで行き、吹き溜りのような隅っこにたまります。でも、土の上なら不思議と風に飛ばされにくい。その場で留まってくれます。


草花の間や樹木の足元、全ての土の上にかぶせてあげます。冬の間は寒さから植物を守り、次第に土に近いどころから微生物に分解され土に還っていきます。それは栄養として土に取り込まれていきます。


肥料を与えなくても、これで栄養補給はできています。土が冷たさで固くなってしまうことも防いでくれる。


葉っぱだけでなく、剪定した枝なども少し小さく切って庭の中で土に還していく。小さなコンポストを置いて、その中に剪定クズを集めて土に還していくという方法も。どちらにしても庭の中で循環させていくことができれば、庭のゴミを出さなくてはならないというストレスからも解放されます。


落ち葉の季節は、落ち葉を集めて土の上に被せる。これも秋の終わりのちょっとした庭を豊かにするための庭仕事。




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