毎日の生活の中で
ココロが動く瞬間はどれくらいあるだろう
今日もカワイイね
やっぱりコレいいよね
今朝のコーヒーも美味しい
ムフッ^^ってひとりニンマリする瞬間
あっ。今日も新しい蝉の抜け殻
蝶がペアで飛んでる
小鳥が遊びにきてるよ
視線の先に見つけた瞬間
ちょっとココロが動く
そんな瞬間がたくさんあればあるほど
毎日の中で豊かさを感じられる
そう感じたいから
何度もなんどもココロを動かされたいから
好きなものに囲まれて暮らしたい
インテリアを整えたい
ペットと暮らしたい
庭を素敵にしたい
緑を育てたい
そうなんだと思うのです
昨年の秋に出版した
には、そんな瞬間を増やすヒントを詰め込みました
冒頭の前書き部分です
「毎日を自然と暮すー都会でも庭と緑を活かすライフスタイルへ」
はじめに
朝、目覚めてカーテンを開ける。空と緑をチラリと見る。「今日は晴れそう・・」お天気を確認してキッチンへ。私の一日は、そんな感じで始まります。
ガーデニング好きだった義理の両親から「もう手入れができないから、好きにしていいよ」と同居を機に庭を譲ってもらいました。
23年間、住まいの外(そと)空間の設計デザインを仕事にしてきて辿り着いた「理想の庭との暮らし」を少しずつカタチにしています。
私の理想とする「庭との暮らし」は、たとえばハーブを植え、収穫をして料理や掃除に利用したり。小鳥と競いながらジューンベリーの実を採り、そのまま味わったり。剪定した月桂樹の枝葉でリースを作り、香りに包まれてみたり・・・
庭にある緑が、毎日の暮らしで役立つこと。そして、庭の空間は眺めるだけでなく、日々の生活で使い倒せること。
思い描いていた暮らしを少しずつ実践していく中で、想像以上の発見と驚きに出会っています。
子供の頃は蝿を見ても怖くて泣いていた私ですが、カマキリと目があってお互い硬直したり、ムシャムシャ葉を食べるイモムシの大きな糞にビックリしたり、トカゲやバッタの交尾を眺めたり、アシナガバチは大人しいと知ったり・・・未だに虫たちを触ることはできませんが・・・
決して広い庭ではないけれど、空や風や光を感じ、植物や虫たちが当たり前にそこにいる毎日に、自分自身も自然の一部だと感じさせられます。
そしてそれは些細なこだわりを忘れさせ、心を柔らかく大らかに豊かにしてくれるようです。
暮らしに豊かさを感じる瞬間は、家での当たり前の毎日に少しの手間をかける、そんな小さな時間の中にあるような気がしています。
庭と暮らすような毎日は、広い庭がないと叶わないと思う人が多いようですが、そんなことはありません。
道路から玄関に向かうアプローチでも、車を停めるスペースでも、玄関ポーチでも、マンションのベランダでも「暮らしを楽しめる庭」にする方法はみつけられるはず。
本書では、植物との付き合い方や活用方法から、心地よい空間づくりや庭のデザインに関しても紹介しています。
家での時間を楽しみ日常を豊かにする、緑のある暮らしづくりにつながるヒントになれば幸いです。
冨田ちなみ
ーーーーーーーーー 「楽しかっタネ!」 そう思える時間をGokanshaの庭で ーーーーーーーーー
GardenLifeLabo でお待ちしています^^