道路から玄関へと続くアプローチ。スペースは細長く高低差も少しある。
柔らかく自然な雰囲気に仕上げたい。
アプローチの幅は、1.2メートル程度確保するのが一般的ですが、それではスペースのほとんどが通路になってしまう。
目指しているのは、緑の中を歩く自然な雰囲気。
それならば、アプローチの幅を少し狭くして土の部分をたくさん残すことにしましょう。
樹木の枝の下をくぐるように、視線の先には緑が豊かに見えるように、アプローチの形状は曲線を描きます。
直線より曲線の方が自然な雰囲気になります。なぜなら自然界に直線は存在しないから。
自然は揺らいでいるものなのです。
4月に植栽工事をして、すぐの様子です。
成長期の春と、梅雨のたっぷりの雨で、植物たちはグングン成長するはずです。
森に入っていくような、そんな景色になるのは再来年くらいになる予定。植物が根付き安定して成長するには、それくらいの時間が必要です。そこから先は、成長のコントロールを考えて適切に剪定作業をすることが必要になってきます。
緑と関わる癒しの時間も持つことができるアプローチです。
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